「働く」ことを考える課

「働く」ことに悩んでいる人たちに、少しでも勇気や元気を持ってもらえるように、「働く」ことを前向きに、そして色々な視点で考えていきます。

仕事で必要な、人間性を高める努力

time 2017/09/23

仕事で必要な、人間性を高める努力

【仕事で必要な、人間性を高める努力】

 

 今回は、両極端な二人の社長の事例から、人から好かれる人間性について考えます。

好かれる人間性は、仕事の成果につながります。

逆に好かれない人間性は、仕事を失敗につなげます。

やはり人間性を高める努力は、怠らないようにしたいものです。

 

【好かれないY社長の事例】

社員から好かれない、Y社長の事例です。

【Y社長の会社】

Y社長は、日本ではこれまでになかった新しいビジネスモデルを導入して、会社を立ちあげました。

そして初年度から黒字化させ、創業10年間は売上を倍々ゲームで増やしてきました。マスコミにもY社長は数多く取り上げられ、まさに時代の先端を行く企業でした。

しかし創業10年を超えたあたりから、売上は横ばい、そして下降し始め、その後は事業規模をみるみる縮小し、社員の退職も増え始め、最終的には会社を売却してしまいました。

 【Y社長の人間性】

Y社長は、ほとんど休みを取らずに、本当によく働きました。正月も仕事のことを考え、事業計画を作成していたと言います。

そんなY社長ですから、自分の思い通りに仕事を進めるために、社員に求めることも非常に厳しかったようです。自分の思い通りにいかないことは、一切許せませんでした。

社員の仕事ぶりもほとんど認めることなく、社内では怒鳴り散らしていました。ある社員は、社長から殴られたこともあると漏らしていました。まさにパワハラです。今の時代なら、確実に訴えられます。

まさに恐怖政治で会社を経営しました。

それがY社長の人間性でした。 

【裸の王様のY社長】

創業当初から10年くらいは、Y社長の強烈なリーダーシップは、非常に有効でした。一気に事業を拡大していきました。

しかし、恐怖政治を地でいく社長には、誰も意見を言えない状況でもありました。現場の悪い情報は全くY社長の耳には届きませんでした。社員は、Y社長のことを「裸の王様」と陰で言っていました。

良い時は良かったのですが、売上が低迷し始めると、現場の状況をよく把握しないY社長が打った手は、当時の問題から外れた対策でした。

その的を外した対策を、これも強烈なリーダーシップで社内に推進したところから、会社の売上は下降線をたどり始めました。

このようなY社長のことを好きな社員はほとんどおらず、逆に次々と退職していきました。

 

【好かれるM社長の事例】

次は、社員から好かれているM社長の事例です。

M社長の会社】

M社長は、何代か続く老舗の会社の社長です。業態としては、既に日本に古くから定着しており、今の時代の日本では厳しい部類に入る業界です。

そしてその会社は、会社風土自体が堅実ですが、そのM社長の経営スタイルも堅実で、売上はほぼ横ばいか微増程度ですが、毎年確実に利益を出し続けています。

【M社長の人間性】

M社長の性格は非常に温厚で、M社長が怒ったところを社員は見たことがないそうです。

そのM社長が言っていました。

「まずは社員に考えさせて、社員の考えで仕事をしてもらう。それが成功したら自分の手柄、逆に失敗しても、それが自分の血となり肉となる。そして成功したら目一杯褒めて、失敗したら目一杯フォローする。」

「社長が意見を出すのは、方針と違う仕事を社員がしている時だけ。その時は長年の当社の会社方針を説明し、しっかりと目的の理解をしてもらう。ただ注意するだけでは、社員は何故ダメなのかが分からない。」

M社長は、社員の自主的な取り組みを重要視していました。 

【社員から好かれるM社長】

M社長が社長になってから、まだ5年程度です。

M社長のお父さんが社長の時代から勤めている社員もいます。当然M社長のことを子供のころから知っている社員です。

しかしM社長の人間性から、代が変わっても一人の退職者も出さず、また今では全社員から慕われる社長になっています。

社員は、M社長のことが大好きだと言います。

 

【まとめ】

極端な事例かも知れませんが、非常に考えさせられる事例でもあります。

人から好かれている人は、人から助けられますが、人から嫌われている人は、人から助けられません。

人から好かれるために、自分の人間性を高める努力が、働く上で本当に必要であると感じます。

 

【格言 人間性】

「俺の場合、先輩、後輩関係なく、笑いの才能のある人を単純にすごいと思うし、憧れるんです。極端な話、小学生でも尊敬できます。そこがいけないのかもしれないけど、「こいつには負けないぞ!」という気持ちにならないんですよね。自分にないものが多すぎるから、それはもう仕方ない」(上島竜兵) 

「相手を尊重することも大切です。率直にものを言うここと傍若無人に振る舞うことは違います。いくら懐が深い相手でも、それに甘えてはいけません。相手を無理に尊敬する必要はありませんが、尊重する気持ちを持ってアプローチすべきです」(堤清二) 

「すべての人間は、他人のために自分を犠牲にする覚悟のある者に対して尊敬と畏敬を覚える。これこそ宗派や教条の問題ではない」(ヴィヴェーカーナンダ) 

「監督も選手も、上司と部下も、信頼関係の基盤はお互いの尊敬だと思います。尊敬があれば、素直に謝れます。謝ることで信頼関係がさらに強くなるのです」(渡辺康幸) 

「人の価値観は性格とも密接に関連します。性格を変えるのは難しいけれど、増やすのは難しくないので、こだわりを捨てて他の価値観も取り入れてみたらよいと思います」(植木理恵) 

「人間には二種類しかない。一つは自己を罪人だと思っている善人であり、他の一つは、自己を義人だと思っている罪人である」(パスカル) 

「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから」(マザー・テレサ

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