2019/02/15

【自分の人生までも変えてしまう、リフレーミング】
Contents
【パターン化される人の言動や思考】
色々な方とお付き合いをしていると、同じ出来事であっても、その人により捉え方が全く違うなと感じます。
そしてその色々な方の言動や思考の傾向を見ていると、人によりパターン化されているとも感じます。
つまり、物事を肯定的に捉える傾向の方は常に肯定的ですし、逆に否定的に捉える方は常に否定的です。
ではあなたは、後ろ向きで否定的な人と一緒に仕事をしたいでしょうか。
後ろ向きで否定的な人の話しは、聞いていて疲れますし、こちらも気分が滅入ってきます。
それとも前向きで肯定的な人と一緒に仕事をしたいでしょうか。
前向きで肯定的な人の話しは、元気をいただけますし、一緒にいるとこちらも楽しくなります。
私は前向きで肯定的な人と一緒に仕事をしたいと思います。
また自分自身も、常に前向きで肯定的な思考を持っておきたいと思います。
そして、その物事を前向きに、そして肯定的に捉えるために必要なスキルが、リフレーミングです。
今回は、そのリフレーミングについて考えていきます。
【リフレーミングとは】
物事の捉え方は、人の持つ価値観や先入観という枠組み(フレーム)によって変わってきます。
例えばよく使われる例ですが、水がコップに半分残っていた場合、「半分も残っている」と思うのか、「半分しか残っていない」と思うのかで、その水の使い方が全く変わってきます。
また、「あと1時間しかない」と思うのか、「まだ1時間もある」と思うのでは、その1時間の使い方が全く変わってきます。
このように、枠組み(フレーム)を変えて、違う枠組みで物事を理解してくことを、リフレーミングと言います。
そしてこのリフレーミングのスキルを持つことで、物事の見え方や捉え方が全く変わってきます。
一つの方向からしか物事を捉えられない人が多いですが、リフレーミングすることで、色々な捉え方が出来るのに、非常にもったいないと感じます。
考え方や捉え方は、無限大です。
そして無限大の中で考えることで、可能性も無限大に広がります。
可能性が無限大に広がると、結果も無限大に変わってきます。
マーケティング・リフレーミング — 視点が変わると価値が生まれる
【リフレーミングのトレーニング】
事例を使って、リフレーミングをトレーニングしてみましょう。
【事例1】
あなたは新入社員の教育係です。
今年の新入社員は、なかなか理解度が低いです。
あなたはどう捉えて、教育をしますか。
【捉え方1】
今年の新入社員は、覚えが悪い。もう、いい加減にして。あまりに腹が立つから、同僚を誘って飲みに行こう。愚痴ってスッキリしよう。
【捉え方2】
なかなか理解してもらえない。私の教え方に問題があるのではないか。少し、自分の教え方を見直そう。また人によって教え方を変えていこう。
どちらの対応が、次につながるでしょうか。
またどちらが、自分の成長につながるでしょうか。
【事例2】
あなたが担当するお客様は、いつも厳しいことを言ってきます。
あなたはどう捉えて、対応していきますか。
【捉え方1】
また面倒くさいことを言ってきた。適当に聞き流して、適当に対応しておこう。別に取引先は、うちだけじゃないし、どこかが対応するでしょ。
【捉え方2】
また厳しいことを言っている。しかしそれは他社にも出来ないこと。当社が出来たら、他社との差別化にもつながるし、もしかしたら単価も交渉できるかも知れない。頑張ろう。
どちらの対応が、お客様から信頼されるでしょうか。
またどちらが、今後の取引を有利にするでしょうか。
【参考】
便利なリフレーミング辞典がありました。是非参考にしてみてください。
【まとめ】
同じ事実でも、捉え方次第で次の対応が変わってきます。
同じ内容でも、伝える言葉で伝わり方は全く変わってきます。
そして結果が変わってきます。
結果が変わるということは、人生が変わるということです。
つまりリフレーミングは、自分の人生までも変えるということです。
リフレーミングをうまく活用して、より良い人生を送りたいですね。
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