「働く」ことを考える課

「働く」ことに悩んでいる人たちに、少しでも勇気や元気を持ってもらえるように、「働く」ことを前向きに、そして色々な視点で考えていきます。

リーダーとして必要な「危機管理」や「リスク管理」のスキルについて考える

time 2018/06/05

リーダーとして必要な「危機管理」や「リスク管理」のスキルについて考える
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【リーダーとして必要な「危機管理」や「リスク管理」のスキルについて考える】

 

【「危機管理」や「リスク管理」が必要な問題】

最近、「危機管理」や「リスク管理」について、リーダーの取り組み姿勢が非常に問われている問題が、次々と発生しています。

そして、それらの問題の対応を見るにつけ、あまりにリーダーの、「危機管理」や「リスク管理」のスキルの低さに、驚かされています。

最近の主な問題】

森友学園に関わる財務省の文書の改ざん問題

加計学園獣医学部における様々な疑惑問題

防衛省の陸上自衛隊海外派遣部隊の日報問題

日大アメフト部の選手が悪質な反則を犯した問題

神戸製鋼所のアルミや銅製品の品質データ改ざん問題

スルガ銀行の審査書類の改ざんによる不正融資の問題

 

今回は、これらの事例から、リーダーとして必要な「危機管理」と「リスク管理」について考えていきます。

 

【危機管理の授業】 TOKIO、山中教授とは正反対! 日大アメフト問題はなぜ深刻化したか? 【橋下徹の「問題解決の授業」Vol.104】

【「危機管理」と「リスク管理」の違い】

まずは「危機管理」と「リスク管理」の違いについて確認しておきましょう。

【「危機管理」とは】

「危機管理」とは、「既に起きてしまった危機に対して、事態がそれ以上に悪化しないように、また被害を最小限に抑えるために、状況を管理する」ことです。

「危機管理」については、起きてしまってから考えるのではなく、事前にこのような事態が発生したら、どのように対応をするのか、危機管理マニュアルなどを作成するケースも増えてきました。

避難訓練、防災訓練などは、危機が起きた後の行動訓練ということで、この「危機管理」にあたります。

 

本当に使える企業防災・危機管理マニュアルのつくり方―被災現場からみつめたBCP

【「リスク管理」とは】

まず「リスク」の意味を確認します。

「リスク」とは、簡単に言えば「危険性」のことです。

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そして「リスク管理」とは、「今後、起こり得る危険が、実際に起こらないようにするための、事前の準備活動」のことです。

例えば、自動車の運転には事故という「危険性」つまり「リスク」があります。

そして「リスク管理」では、まず「リスク」要因を洗い出します。

事故というリスクの要因を、例えば「車の故障」「無謀運転」とします。

次に対策を講じて実行します。

「車の故障」に対しては、「定期的な車のメンテナンスを行う」

「無謀運転」に対しては、「交通ルールの勉強会を社内で行い意識付けを行う」

などです。

 

つまり、「危機管理」とは「既に起きてしまった問題への対応」であり、「リスク管理」とは「これから想定される問題への対応」ということです。

 

【超実践・危機管理】 財務次官、新潟知事……なぜ「偏差値高い系」は危機管理が下手なのか? 【橋下徹の「問題解決の授業」Vol.101】

 

【「最大の危機管理」は「良心に正直かどうか」】

冒頭で紹介した、様々な問題の共通点は、全てウソであるということです。

ある専門家がおっしゃっていました。

「『最大の危機管理』は、自分の良心に照らし合わせて、正直であるかどうかである」と。

ただし、問題を起こした皆さんは、優秀なお役人や一流企業の社員さんです。

立派な家庭に育ち、そして十分な教育を受けてこられた方が多く、おそらく「良心に正直」な方ばかりだと思います。

そのような方々が、実際に文書やデータを改ざんしたり、隠蔽したりする現場では、良心の呵責にさいなまれる方も、多かったと思います。

「良心に正直である」ことは非常に重要ですし、土台にはその考え方が必要かと思います。

しかし、「良心に正直」だけでは、非常に弱いのです。

「良心」にずっしりとのしかかり、「正直」を変えてしまう、大きな存在があるのです。

それは、リーダーという存在です。

 

よい謝罪 仕事の危機を乗り切るための謝る技術

 

【「忖度」させてしまうリーダーの存在】

最近「忖度」という言葉をよく耳にします。

「忖度」とは、「そんたく」と読み、「他人の気持ちをおしはかること、特に何も言われていないが、相手の気持ちを推察し、適切に取り計らうこと」です。

例えば、非常に怖い上司に報告する場合、上司の顔色をうかがって、良い報告しかしない状態などは、上司に「忖度」が働いている状態です。

このような状況だと、悪い情報は上司には伝わりませんので、「危機管理」も「リスク管理」も機能しなくなります。

冒頭の問題では、まだ真実は分かりませんが、おそらく、安倍首相に忖度する各省庁の職員、日大アメフト部の内田前監督に忖度するコーチ陣、社長や役員に忖度する部課長などの構図が想像できます。

そして「忖度」が働いてしまうと、事実が事実では無くなりますので、本当に要注意です。

またリーダーは、リーダーという存在が、リーダー側の様々な圧力が、「忖度」を生み出していることにも、気づかなければなりません。

ですので、リーダー自身が、謙虚にまた素直に現実を受け入れるために、器の大きさを持つということ、そしてそのために、常に自らを振り返ること、内省するということが求められます。

リーダーの存在のあり方次第で、全く組織は変わってきます。

リーダーは自分の影響力を、常に意識しておきましょう。

 

日本の気配

【危機に対応するリーダーに必要な「真摯さ」】

「マネジメント」をはじめ、様々な著書で有名な、「マネジメントの父」ドラッカー先生は、著書の中で

「マネージャーとして、始めから身につけていなければならないといけない資質が一つだけある。才能ではない、真摯さである。」

と教えてくれています。

特に「危機対応」をする場合には、この真摯さが本当に大切だと思います。

「真摯」とは、「まじめで熱心なこと」ですが、特に「危機対応」での「真摯さ」を考えてみたいと思います。

危機に直面したときに、痛い思いをされた方、辛い思いをされた方、など被害に遭われた方々や弱い立場の方々の、気持ちを優先させた考え方や対応が、危機対応での「真摯さ」であると思います。

例えば、この被害に遭った、また弱い立場の人たちが、どのような痛い思いをしているのか、辛い思いをしているのか、などを考えて行われる、被害者視点、弱者視点での記者会見は、問題を起こした側に対して、逆に共感したり、応援したくなったりします。

それは会見から、問題を真剣に捉えて、まじめに考えているという、「真摯さ」を感じ取ることが出来るからです。

逆に、自分視点、また自社視点、そして上司視点の、記者会見を見たりもします。

このような会見では、全く「真摯さ」を感じられず、本当に残念です。

そして炎上していきます。

 

マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

【「危機管理」「リスク管理」を疑似体験してみましょう】

あなたが冒頭の各問題の、当事者のリーダーだったら、どのように対応をしますか。

本当に生の活きた、絶好の教材です。

ご自身の「危機管理」のスキル、また「リスク管理」のスキルを高めるためにも、この事例を活かしてみましょう。

どのような「危機管理」をするのか、「リスク管理」をするのか、新聞などを片手に疑似体験をしてみましょう。

そして各問題について、「危機管理」としてどうあるべきか、「リスク管理」としてどうあるべきかを、この機会に考えてみましょう。

 

【超実践・危機管理】森友・加計問題はなぜ収束しないのか!? 【橋下徹の「問題解決の授業」Vol.100】

【超実践・危機管理】 財務次官、新潟知事……なぜ「偏差値高い系」は危機管理が下手なのか? 【橋下徹の「問題解決の授業」Vol.101】

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