「働く」ことを考える課

「働く」ことに悩んでいる人たちに、少しでも勇気や元気を持ってもらえるように、「働く」ことを前向きに、そして色々な視点で考えていきます。

残念な社長を反面教師に、リーダーの人間力について考える

time 2019/02/23

残念な社長を反面教師に、リーダーの人間力について考える
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【残念な社長を反面教師に、リーダーの人間力について考える】

色々な組織には、色々なリーダーがいます。

部下はリーダーを選べません。

良いリーダーにつくと、本当にラッキーですが、悪いリーダーにつくと、本当につらいです。

今回は、2つの、非常に残念な社長の事例から、その社長を反面教師として、リーダーとして必要な、人間力について、学んでいきたいと思います。

はじめてリーダーになる君へ

【中小規模の商社の社長の事例より】

【事例】

ある中小規模の商社の社長の事例です。

その社長が、人事担当者に、指示を出しました。

「昔のように、なかなか人を採用できない。

今いる社員に、もっと成長してもらわないと困る。

これまで、人材育成には力を入れてこなかった。

それを反省して、これからは、会社として人材育成に取り組む。

ついては、人材育成計画をしっかりと作って、どのような研修が必要なのかを考えてもらいたい」

人事担当者は、社長からの指示を受けて、真剣に考えました。

会社への想いや、社員に対する想いも込めて、必死に考えました。

ネットで調べたり、本を読んだりして、情報を収集しました。

さらに、専門家にも相談してみようと考え、ある人材育成のコンサルタント会社にも相談しました。

コンサルタント会社の担当者は、人事担当者の想いを受け入れ、色々と提案をしてくれました。

担当者同士、共通の趣味などもあり、馬が合ったのも良かったと思います。

その後、そのコンサルタント会社の担当者と、打ち合わせを重ね、人事担当者が『これだ!』と思える、階層別の人材育成計画と、研修計画が完成しました。

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そして担当者は自信をもって、社長にプレゼンをしました。

その時の社長の反応です。

「ここまで作り込みやがって!

もっと、途中で俺に相談しろよ。

内容どうこうより、仕事の進め方が気に食わない!!」

人事担当者は、自信を持っていただけに、がっくりきました。

『内容で判断されるのではなく、仕事の進め方で判断されるのか・・・』

すっかりモチベーションの下がった人事担当者は、これ以上、その会社の人材育成について、考えることを止めました。

そして、1年後には、会社も辞めました。

ちなみに転職先は、相談していた人材育成のコンサルタント会社だったのも、皮肉な話しです。

【反面教師として考える】

この事例の社長を反面教師として、社長として、どうあるべきだったのか、考えてみましょう。

人事担当者も、途中段階で、社長に相談するべきだったのかも知れません。

そして、社長も、相談されなかったことが、面白くなかったのかも知れません。

しかし、一生懸命に作った人材育成計画なのです。

しかも、かなりのレベルの人材育成計画だったと想像できます。

一言

「おう、よくここまで作ったな、お疲れ様!」

「よく頑張ったな、なかなかの内容だ!」

という、ねぎらいの言葉があるだけで、人事担当者のモチベーションは、さらに、高まったでしょう。

そして、その、ねぎらいの一言があった後に

「もう少し、ここを考えてくれるか?」

「もっと、こういう方法もあるのではないだろうか?」

と、修正ポイントを伝えると、人事担当者も素直に聞くことが出来たのではないでしょうか。

さらに、

「今度は、途中段階で相談してくれるか。また、修正があるかも知れないから」

などと伝えると、確実に相談に来るようになります。

もっと言えば、

「じゃあ、次は、一週間後に打ち合わせしようか。来週の、同じ曜日の同じ時間ではどうだ?」

などと伝えると、期限もスケジュールも明確になり、双方にとって、仕事が進めやすくなります。

ちょっとした一言で、展開が全く変わってきます。

人のふり見て我がふり直せ ~反面教師に学ぶ生き方レシピ~

【営業会社の社長の事例より】

【事例】

ある商材を取り扱う、営業会社の売り上げが落ち始めました。

その会社の社長が、営業部長に、

「現状の会社の問題を知るために、営業の生の声を聞きたい。

そのために、外部のファシリテーターに来てもらって、自由にディスカッションをする機会を設けたい。

早急に動いてもらえるか」

という指示を出しました。

その後、営業部長は色々と検討し、

・各拠点から若手~中堅営業マンを集めること

・外部のファシリテーターはその道のプロに依頼すること

・仕事に影響の出ないように土曜日開催にすること

・日常から離れて自由にディスカッションをしてもらうために、外部の会場を借りること

などを決めました。

すべて、段取りがついて、無事にディスカッション当日を迎えました。

ファシリテーターのテンポの良い進め方、その日は何を言っても良いというルール、オーシャンビューの会場など、環境的なところも影響してか、ディスカッションは相当に盛り上がりました。

そこで出てきた、会社の問題点は以下のような内容でした。

・社長がワンマンすぎて、何も言えない

・社員は、社長の方ばっかり向いていて、お客様の方を向いていない

・社内の事情を優先させて、お客様のことが置き去りにされている

・社内の事務処理が多すぎて、営業に専念できない

・忙しすぎて、目の前の業務で精一杯

・仕事のハードさに比べて、給料が安い

・残業しても、残業代が全額出ない

・現場で決めたことも、社長の鶴の一声で変わってしまう

営業マンの、日ごろの不満が爆発しました。

営業部長は、

『それもいいだろう、次回にその要因と対策を考えよう』

と、既に次回の計画も考え始めていました。

また、参加した営業マンは、かなり言いたいことが言えたので、スッキリした表情でした。

そして、そのディスカッションも終わろうとしていたころ、社長が会場に、様子を見に来ました。

「おう、お疲れさん。どんな話しが出来たんだ?」

と、ホワイトボードに書かれた内容を見始めると、顔を真っ赤にして怒鳴り始めました。

「お前ら、好き勝手言いやがって!

不満ばっかりじゃないか!

何を考えているんだ!!

お前らのレベルがこんなんだから、売り上げが上がらないんだ!!

もっと営業としてどうするべきか、真剣に考えろ!!!」

そして、そそくさと帰っていきました。

残された営業マンは、口々に、

「だったら、最初からこんな企画なんかするな!」

「やっぱりワンマンだ」

「社長の対応は、想定の範囲内」

など、不満やあきらめの声があがり、後味の悪い雰囲気のまま、そのディスカッションは終わりました。

結局、社長はその後、この件については何も触れず、次のディスカッションも行われませんでした。

当然、会社は何も変わりませんでした。

【反面教師として考える】

この事例の社長を反面教師として、社長として、どうあるべきだったのか、考えてみましょう。

確かに、不満を吐き出すようなディスカッションは、問題だったかも知れません。

しかし、出てきた営業マンの不満から、社長は、以下のように、何かにつなげて考えることは、出来なかったのでしょうか?

・ワンマンと言われる社長は、社長自身をどう変えていくか

・社長自身の部下への関わり方をどう見直すか

・お客様を優先するためにはどうすれば良いか

・社内の事務処理を効率化するための具体策は何か

・仕事の忙しさをどう改善していくか

・支払われていない残業代はどう処理するか

社員の感じる不満は、会社としての問題点なのです。

素直に、謙虚に受け止めて、社員満足度を高める取り組みにつなげていかなければ、社員は定着しませんし、当然、売り上げも上がりません。

ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70

【リーダーとして必要な「人間力」】

2つの事例を反面教師として学ぶとすると、リーダーとして以下のようなことが必要であると感じます。

・部下の頑張りを認める、「承認力」

・多少の問題には目をつぶる、「許容力」

・部下を温かく包み込む、「包容力」

・事実を事実の通りに受け止める、「素直さ」、「謙虚さ」

・何事にも感情的にならない、「冷静さ」、「理性」

などです。

そして、それらを一言で言うと、リーダーの「人間力」です。

人間力とは、内閣府「人間力戦略研究会報告書」(2003年4月)で、

「社会を構成し運営するとともに,自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」

と定義づけられています。

リーダーは人間です。

人間として、部下から見られます。

また、部下も人間です。

人間として、リーダーを見ます。

みんな人間なのです。

人間として判断するのです。

人間であれば、当然「人間力」は、絶対に必要なのです。

是非、「人間力」のあるリーダーを目指していきましょう。

人間力

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