2019/02/15

【「日本ボクシングを再興する会」から学ぶ、仕事をするうえで大切なこと】
Contents
【「日本ボクシングを再興する会」に大切な学び】
日本のアマチュアボクシング界が、大きく揺れています。
それは、日本のアマチュアボクシング競技を統括している、「一般社団法人日本ボクシング連盟」が不透明な運営をしているとして、有志により「日本ボクシングを再興する会」が発足したことから始まりました。
「日本ボクシングを再興する会」の活動内容は、当会のホームページで詳しく書かれています。
実は、この「日本ボクシングを再興する会」発足の経緯には、仕事にもつながる、非常に大切な学びがあります。
今回は、「日本ボクシングを再興する会」から、仕事で大切なことを学ばせていただきます。
【「日本ボクシングを再興する会」のHPより】
『私どもは、日本のアマチュアボクシング競技を統括している一般社団法人日本ボクシング連盟の不透明運営によって起きたアマチュアボクシングの社会的評価の失墜、競技人口の減少を目の当たりにしてきました。そして、その運営の結果が国民体育大会の隔年開催などの著しい衰退を招いたのです。
「このままではいけない、少子化に加えこの状態ではボクシング界の未来はない」と憂慮し、「もう一度、アマチュアボクシングを盛り上げよう!」という思いで立ち上がりました。
現状を打破すべく平成29年7月から元ボクサー数名で活動を始め、それまで個々でボクシング界改善のために草の根運動をしていた現役指導者達が徐々に集まり、この活動が大きく動き始めました。』
【「日本ボクシングを再興する会」発足経緯からの学び】
そして、ホームページに紹介されている当会の発足の経緯には、仕事をするうえで、非常に大切な、以下の学びがありました。
- 現状に危機感を持つ
- 現状をもっと良くしたいと思う
- 声をあげる
- 行動する
- 共通の想いを持つ人が集まると更に大きな力となる
【現状に「危機感」を持つ】
当会の活動は、日本ボクシング連盟の不透明運営や、競技人口の減少などに、関係者が、大きな「危機感」を持ったところから始まりました。
仕事でも、まずこの「危機感」を持つということは、非常に重要なことです。
例えば、「危機感」は以下のような流れで、自分たちに仕事のモチベーションを与えます。
・自社の商品が売れなくなってきた。
・このままでは、会社の業績がドンドン落ち込んでしまう。
・そうなると、給料が下がって、自分の生活にまで影響してしまう。
・まずい・・・、やばい・・・
⇒頑張って、売れる商品を開発しなければ・・・
⇒頑張って、今の商品をもっと売らなければ・・・
これが、もし「危機感」を持たなければ、どうなるでしょうか。
・自社の商品が売れなくなってきたらしい
・このままでは、会社の業績も下がるようだが、私にはどうしようもない
・そうなると、給料も下がるかも知れないが、それは仕方がない
⇒下がっても、給料をもらえるだけ、まだまし・・・
⇒転職でも考えるか・・・
全く、仕事のモチベーションにもつながりません。
現状に対して、「危機感」をどのように持てるのか、これは仕事をするうえで、非常に大切なことです。
【現状を「もっと良くしたい」と思う】
当会は、現状に危機感を持った有志が、「もう一度、アマチュアボクシングを盛り上げよう」という想いで、立ち上がりました。
この想いは、日本のアマチュアボクシング界を、「もっと良くしたい」という強い想いです。
仕事でも、この「もっと良くしたい」という想いを持つことは、非常に大切です。
いくら現状に危機感を持ったとしても、「もっと良くしたい」と思わなければ、次に進みません。
例えば、「もっと良くしたい」と思うと、以下のように次の発想や行動が生まれます。
・会社の業績を回復させて、自分の給料をもっともらえるようにしたい
・そのためには、もっと売れる商品の開発が必要だ
⇒売れる商品の開発のために、細かく市場調査をしよう・・・
⇒売れる商品の開発のために、街頭でお客様に直接リサーチをしよう・・・
これが、もし「もっと良くしたい」と思わなければ、どうなるでしょう。
・会社の業績が悪いらしいが、私には関係ない・・・
・売れる商品の開発が必要らしいが、誰かに任せればよい・・・
気持ちが「どっちらけ」です。
全く、やる気になりません。
「もっと良くしたい」という想いは、自分の気持ちを前向きにし、次の発想や行動を生み出します。
【共通の想いが集まり、大きな力となる】
当会は、元ボクサー数名が、平成29年7月から現状を打破するための活動を始め、そこにボクシング界改善のための、草の根運動をしていた現役指導者たちが徐々に集まり、活動が大きくなりました。
つまり、現在のアマチュアボクシング界に対して、共通の想いを持った人たちが集まることで、大きな活動につながったのです。
個人で動くよりも、団体で動く方が、よっぽど大きな力になります。
仕事もそうです。
個人でいくら頑張っても、一人で出来ることには限界があります。
・売れる商品開発のために、もっと細かく市場調査をしよう
⇒一人でやるより、複数人で実施したら、短時間に多くの長さが出来る
・売れる商品の開発のために、街頭でお客様に直接リサーチをしよう
⇒一人でやるより、複数人で実施したら、よりたくさんのサンプルを集められる
このように、より多くの人が関わることで、それだけ可能性もひろがり、より大きな仕事につながっていきます。
どれだけ多くの人を巻き込めるか、これは、仕事を成功させるのに、非常に重要なこととなります。
【「声をあげる」「行動する」】
当会は、元々は、元ボクサー数名と、草の根運動をしていた現役指導者という、個人の活動から始まりました。
その個人が、自分の持つ「危機感」や「もっと良くしたい」という想いから、「声をあげる」「行動する」ということをしたからこそ、当会の発足につながりました。
いくら、立派なことを考えていても、黙っていたら、誰にもその考えは伝わりません。
そして、行動しなければ、何も変わりません。
仕事でも、「声をあげる」「行動する」ことをしなければ、全く前には進みません。
・会社の業績を回復させるために、新しい商品の開発が必要だ
⇒あなたの力が必要だ
⇒協力してもらえないか
⇒一緒に頑張ってもらえないか
このように「声をあげる」「行動する」ことで、人に伝わり、人からの協力を得られるのです。
【おわりに】
さて、今回の日本のアマチュアボクシング界に起きた問題、どのような結果になるのでしょうか。
いずれにしましても、現場から湧き上がってきた声を、まずは真摯に受け止めることが、日本ボクシング連盟や、会長の山根明氏には、求められていると思います。
そして良い方向に向かっていただくように、願っております。
★アマチュアボクシング界の問題
問題になっている告発内容を、「日本ボクシングを再興する会」が、当会のホームページ内で紹介しています。
この告発に対しての反論を、「一般社団法人日本ボクシング連盟」が、当連盟のホームページ内で紹介しています。
更に連盟会長の「山根明氏」が、テレビに生出演し、生反論を行いました。
とんでもない、爆弾発言まで飛び出しました。