「働く」ことを考える課

「働く」ことに悩んでいる人たちに、少しでも勇気や元気を持ってもらえるように、「働く」ことを前向きに、そして色々な視点で考えていきます。

企業不祥事はなぜ起きるのか?

time 2017/10/22

企業不祥事はなぜ起きるのか?

【企業不祥事はなぜ起きるのか?】 

 

企業不祥事が後を絶ちません。

しかも、「あの一流企業が何故?」という企業ばかりです。

非常に残念なことですが、企業不祥事の裏側には人間らしい行動を感じています。

その人間らしい行動とは「ごまかす」ということです。

そして、人間らしい行動を取るから不祥事を起こすのだと感じています。

 

【ごまかす】

人は追い込まれると、つい「ごまかす」という行動に入ります。

この「ごまかす」という行動こそ、本当に人間らしい行動だと思います。

 

そして怖いのは、当初は「ごまかす」ことに罪悪感を感じますが、回数を重ねるとその「ごまかす」ことが習慣化してしまうことです。

そしてこの「ごまかす」ことが企業の中で習慣化してしまうと、「ごまかす」ことが企業風土として定着し、不祥事につながります。

そしてその不祥事は、社会に衝撃を与え、会社は大きな損害を被ることになってしまいます。

 

※企業不祥事 参考書籍

企業不祥事はなぜ起きるのか – ソーシャル・キャピタルから読み解く組織風土 (中公新書)

 

なぜ、企業は不祥事を繰り返すのか-有名事件13の原因メカニズムに迫る- (B&Tブックス)

 

企業不祥事の研究 経営者の視点から不祥事を見る

 

 

そこで、人の「ごまかす」ことについて考えてみたいと思います。

ここに事例を、少しご紹介します。

 

【ごまかす事例1】 

まずは、営業マンが訪問件数の報告を「ごまかす」事例です

当初は、真面目に正直に訪問件数を営業日報上で報告します。

それがきついノルマを与えられている場合、徐々にそのノルマを達成することが厳しくなってしまいます。

またノルマを達成していないことに対して、上司や会社側から厳しい指導などが入り始めると、大人しく真面目な営業マンほど、「ごまかし」に入っていきます。

例えば、電話で得た情報を訪問したとして報告したり、一件の訪問を複数に分けて報告したり、などです。

当初は「ごまかす」ことに後ろめたさも感じますが、一度「ごまかし」が成功すると二度目の「ごまかし」があり、二度目の「ごまかし」が成功すると三度目があります。そして「ごまかし」の報告が普通になっていきます。

これは指摘されるまで続きます。

そして指摘されて「ごまかし」が改善されても、上司や会社側からの厳しい指導が変わらなければ、また同じ「ごまかし」が始まります。

 

【ごまかす事例2】

次は、お金を扱う仕事に従事する人が「ごまかす」事例です。

この事例の多くは、自分の身の丈に合わない生活スタイルを持とうとしている人に、現れます。

それほど収入も多くないのに、例えばお金のかかる趣味に没頭していたり、外食が多かったりすると、当然お金が足らなくなります。

そこで目の前にある、自分が毎日触っている会社のお金が目に入ります。

来月のお給料が入ったら返せば良い、などと考え「つい」、本当に「つい」手を出してしまいます。最初は、本当に来月のお給料で返すことが出来ていました。

そしてこれが麻薬の始まりです。当初は罪悪感もありますが、麻薬のように一回が二回になり、二回が三回になり、罪悪感も麻痺し始め、最終的にお給料で返せないほどの金額に手を付けることになってしまいます。

そして会社側にばれてしまい、ついに犯罪者になってしまいます。

 

 

【企業の対策】

企業不祥事は、人間が行う「ごまかし」が中心です。

企業の内容を良く見せるために、数字の悪いデータを改ざんして報告するのも、人間が行う「ごまかし」です。

また会社側から厳しい追及を逃れるために、実際の数字とは違う数字で報告するのも、人間が行う「ごまかし」です。

人間とは残念ながら弱いものです。

追い込まれてしまったら、自分の身を守ろうと、つい「ごまかし」てしまいます。

そしてこれが人間としての習性なのです。

企業側は「ごまかす」という行為を責めるではなく、人間は「ごまかす」動物であることを前提に、管理体制の構築や従業員との関わり方などを考え、具体的に対策を立てておく必要があります。

 

【本人の 対策】

「ごまかす」本人も、対策を考えておきたいです。

「ごまかし」そうになったら、

「あー自分は人間なんだ。」

「これが人間の習性なんだ。」

「今、自分は追い込まれているんだ。」

「疲れているんだ。」

など、客観的に自分の状態を言葉に出してみます。

そこで自分の状態に客観的に気付きます。

そして、追い込まれている原因について考えてみましょう。

その追い込まれる原因が例えば厳しすぎるノルマなど、会社側に問題がある場合は、その会社側の原因を改善する必要があります。ここは上司や会社側に勇気を持って、改善をお願いするなど相談していく必要があります。

もし改善されず、問題が大きくなりそうな場合などは、そのような環境の会社にいること自体が非常に危険なことです。早急に次のことを考えましょう。

 

※疲れた身体や心を癒しましょう




 

※転職の相談が必要な人へ





 

【最後に】

企業不祥事はなぜ起きるのか?

それは人間が企業を経営し、人間が企業を運営しているからです。

結局、人間である以上、人間らしさが出ます。

その人間が企業を経営し、運営していることを前提に、不祥事に対する対策を講じておく必要があります。

 

 

※不祥事を取り上げた小説

新装版 不祥事 (講談社文庫)

 

もみ消しはスピーディーに

 

退職歓奨 (実業之日本社文庫)

 

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