「働く」ことを考える課

「働く」ことに悩んでいる人たちに、少しでも勇気や元気を持ってもらえるように、「働く」ことを前向きに、そして色々な視点で考えていきます。

日馬富士の暴力事件から、指導の仕方について考える

time 2017/11/19

日馬富士の暴力事件から、指導の仕方について考える

【「日馬富士」の暴力事件から】

 

現役横綱「日馬富士」の暴力事件が話題になっています。

非常に残念な事件です。

事件の詳細はまだ調査中とのことですが、お酒の場で暴力があったということは事実のようです。

 

今回のこの事件から、上に立つ立場の人間の指導方法について考えさせられました。

今回は、一緒に部下や後輩への指導の仕方について、考えてみましょう。

 

 

 

 

 

 【暴力事件の内容】

この暴力事件は、平成29年10月の、鳥取での巡業中の夜、食事が終わった二次会のお酒の場で発生しています。

その場で、横綱の日馬富士が、同じモンゴル人力士の、前頭8枚目の貴ノ岩を殴打したということです。

そして事件に至った経緯で、今のところ報道されて分かっているのは、日馬富士は貴ノ岩の日ごろの問題ある言動について注意をしていたところ、貴ノ岩はスマホを見るのをやめなかったため、その態度に日馬富士が激高したということです。

貴ノ岩側にも、これまでに色々な問題となる行動があったようです。この日の、日馬富士の話しを聞く、貴ノ岩の態度もどうかと思います。

そしてそんな貴ノ岩に対して日馬富士は、日ごろから良くは思っていなかったようです。

 

もし、この貴ノ岩への注意が、業務中に、つまり相撲の稽古などの中で、冷静に、そして適切行われていたら、完全な指導です。

横綱として、また先輩力士として、そうあるべきでした。

 

今回のような、お酒の場で、しかも暴力付きでの指導は、決して横綱としてあるべき姿ではありませんでした。

 

 【指導について事例で考える】

ここで学びたいのは、私たちの部下や後輩への指導についてです。

ビジネスの場で私たちは、部下や後輩の問題行動を、どのように指導していくべきなのでしょうか。

事例を使って考えていきますので、皆さんもご自身に置き換えて考えてみてください。

 

[K君の事例]

まだ20歳代の若い営業マンのK君が、偉そうに年上の女性事務員のIさんを顎で使っています。

例えばK君がIさんに、「これやっといて」と書類作成を依頼しています。

さてそのK君に、あなたならどのように指導されますか。

 

【指導の仕方】

まだ若いK君は、おそらく全く悪気無く、Iさんに普通に接していると思っているでしょう。悪気が無いので、自分の偉そうな態度には気付きません。

ここで私が重要に感じることは、K君自身に「気付き」を与えるということです。

その「気付き」を与えるために、色々と工夫をしながら指導をしていきます。

ここにはその一例を紹介します。

 

[冷静に現状を伝える]

上司や先輩から見てK君のIさんに接する態度が、どのように見えているのかを、冷静に具体的に伝えます。

これを仕事の中でオフィシャルに、そして個別に伝えます。

「Iさんは年上なのに、K君がIさんに書類作成をするときの、「これやっといて!」という言い方は、私としては非常に気になるよ。」

 

[問いかける、考えさせる] 

K君本人の姿に対して、K君本人がどう思うのかを問いかけます。

「K君が年下の人から、同じことを言われたらどう思う?」

そして、年上の女性事務員のIだったらどう思うのか、相手の立場に立って考えさせます。

「Iさんは、K君から「これやっといて」と言われて、どう思っているかな。自分がIさんだったらどう?」

最後に、自分はどうあるべきなのかを問いかけます。

「じゃあ、これからIさんに何かをお願いするときは、どのようにお願いしていく?」

このように問いかけ、考えさせて、本人に「気付き」を与えます。

そして本人から返ってきた答えは、本人が考えた答えであり、本人も納得感の高い答えです。

納得感が高ければ高いほど、改善にもつながりやすくなります。

 

いかがでしょうか。

 

 【事件の現場を想像する】

ここで、日馬富士の事件の現場を想像してみます。

ここは、あくまでも全て私の想像です。

事実とは異なりますので、どうぞご容赦ください。

 

周りは楽しくお酒を飲んでいます。

カラオケを歌っている力士もいます。

そのような場で日馬富士は、「貴ノ岩、お前の態度は日ごろから悪いぞ、しっかり改めろよ!」と、一方的に貴ノ岩の、日ごろの問題を責め立てます。

楽しく飲んでいた貴ノ岩は、「なんでこんな場で、そんなことを言うんだよ」と、日馬富士をうっとうしく感じ、スマホを見て無視しました。

お酒の入っていた日馬富士は頭にきて、「俺の話しをちゃんと聞け!」と冷静さを失い、思わず手を出してしまいました。

更にお酒の入っている日馬富士は、自分の怒りがドンドン膨らみ、暴力は止まらなくなってしまいました。

そして社会を賑わす大事件に発展してしまいました。

 

【指導について改めて考えましょう】

もしオフィシャルな場で、冷静に、しかも相手を諭すような問いかけをしながら対応したら、今回のような結果になったとは思えません。

実に残念な事件です。

しかし、部下や後輩への指導を考えさせられる、教訓が含まれた事件でもありました。

ご自身の日ごろの指導も、是非この機会に振り返り、適切に行われているかどうか考えましょう。

 

 

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