2019/11/21

Contents
【成長する人は、事実を素直に「認める」人】
成長する人は、事実を素直に「認める」ことが出来ます。
逆に成長しない人は、あれこれ言い訳が先行し、なかなか素直に事実を「認める」ことが出来ません。
色々なことを「認める」ことは、時には非常に辛いことでもあります。
しかし、まず事実を素直に「認める」ことをしなければ、その後の成長にはつながりません。
今回は、この「認める」ことと、仕事の成長との関係について、考えます。
【成長する人の特徴】
成長する人は、「認める」という能力に優れています。
「認める」とは、あることに気付き、確かにそうだと判断し、受け入れることです。
つまり人が何かを「認める」ということは、ある事実に気付き、それが正しいのか、間違いなのかを判断し、それをあるがままに受け入れるということです。
自分の出来ないことを認める、間違いを認める、自分の長所や短所を認める、他人の良いところを認めるなど、事実を素直に認めることが出来る人は、確実に成長しています。
※認める 参考書籍
【成長する人の仕事】
成長する人は、自分で自分の能力を認めていますので、自分が出来ることと出来ないことを冷静に把握して、仕事を進めています。
もちろん出来ることは自分でやりますが、出来ないことは出来ないと認め、出来る人に任せて、結果として仕事の成果につなげています。
また出来ないことを素直に認め、更に相手が出来ることも認めているので、その仕事を依頼するときの頼み方もうまいですね。
「自分が出来ないので、是非助けてください。」「あなたのその素晴らしい力を、ぜひ貸してください。」などと頼まれると、断れないですよね。
そして仕事の成果を出して、結果につなげています。
結果を出すことで自信にもつながり、更に仕事の幅を広げていっています。
ドンドン成長しています。
※成長する人 参考書籍
【認める人のトラブル対応】
成長する人は、自分の間違いも認めるので、トラブルにもなりにくいです。
トラブルというのは、初期対応を間違って更に大きなトラブルにつながるということが、非常に多いです。
逆に初期対応で、間違いを間違いと認め、その場でしっかりとした謝罪をすると、ほぼ解決につながります。
成長する人は、素直に認めて謝罪しますので、トラブルにも巻き込まれにくく、逆にトラブルから信頼につなげています。
※トラブル対応 参考書籍
なぜあなたはいつもトラブル処理に追われるのか: 再発防止だけでは不十分、リスクの気付きで未然防止
【成長しない人】
逆に成長しない人は、認めない人です。
認めない人は、何を言っても何があっても、自分の行動の結果を認めないので、自分自身の改善につながらず、成長にはつながりません。
自分を認めない人は、相手も認めません。
相手を認めないので仕事を相手に任せることも出来ず、協力しあって仕事を進めていくことが非常に難しくなります。
認めない人は、非常に厄介ですし、非常に残念です。
結局、職場ではコミュニケーションが図れないので、徐々に職場では孤立し、仕事の成果はどんどんと下がってきます。
※成長しない人 参考書籍
人のせいにする人は成長しない。自責化と他責化、当事者意識と被害者意識のあいだに見る成功する人、しない人。 10分で読めるシリーズ
【まとめ】
自分の負の部分を認めるのは、相当に苦しいです。
しかしそれを乗り越えて、自分を認めるということが出来るようになったこと自体が、人間的に成長しているとういことだと思います。
【認める 格言】
「自分への教育は、自分の無知を認めることから始まる」(スティーブン・R・コヴィー)
「もし自分が間違っていたと素直に認める勇気があるなら、災い転じて福となす」(デール・カーネギー)
「知りたくなかった自分を知り、認めたくない自分を認めるのが、自分探しの本質」(為末大)
「もっとも危険なことは、敗北よりもむしろ自分の敗北を認めるのを恐れることであり、その敗北から何も学ばない事である」(レーニン)
「今の自分を認める勇気を持つ者だけが、本当に強い人間になれる」(アドラー)
「あなたの短所を攻めるのが敵。あなたの長所を認めるのがライバル」(斎藤茂太)
「自分の過ちを認めることほど難しいものはない。事態を解決に導くには、素直に自分の落ち度を認めるのが何よりである」(ベンジャミン・ディズレーリ)