「働く」ことを考える課

「働く」ことに悩んでいる人たちに、少しでも勇気や元気を持ってもらえるように、「働く」ことを前向きに、そして色々な視点で考えていきます。

「働き方改革」に取り組む「目的」について考える

time 2018/07/14

「働き方改革」に取り組む「目的」について考える
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【「働き方改革」に取り組む「目的」について考える】

 

【「働き方改革」に対する経営者の意識】

ある地域の企業を束ねる団体のトップと、その団体が主催するセミナーの内容について、打ち合わせをしてきました。

その団体では、「働き方改革」を推進するために、これまでにも様々な方を講師に招いて、セミナーを実施されてきています。 

そしてその団体のトップは、セミナーに参加をされた経営者から色々な話しを聞き、以下のようなことを語られました。

「色々なセミナーを過去に行ったが、あまり経営者の心に響かない。

講師としてなかなか適任者はいない。

チームという考え方は、もうこりごり。

そいういう話しに、経営者は飽き飽きしている。

そういう一般論ではない話しをして欲しい。」

 

ちょっとちょっと!

 

以下、私の心の声です。

「働き方改革」は組織づくりですよ!

組織=チームですから、そのチームという考えが「こりごり」というなら、「働き方改革」には取り組めませんよ!!

そもそも、そんなことを理解できない経営者を対象に、どんなに素晴らしい講師を呼んでも、どんなにセミナーに工夫を凝らしても、絶対に効果は出ません。

逆に、そういう経営者は無視して、理解できる経営者を対象に、セミナーを組み立てたらいかがですか。

 組織を束ねる団体のトップが、その考え方であれば、絶対にその地域では働き方改革は進みません。

何のために「働き方改革」に取り組むのか、もっと真剣に考えてください!!!

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しかし実際には、下手に出ながら、もっとヒアリングをして、ある程度ご納得いただける、セミナーを組み立てさせていただきました。

 

そこで今回は、改めて「働き方改革」に取り組む「目的」について、考えてみたいと思います。 

 

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【「働き方改革」で感じるギャップ】

【あるシンクタンクが調査した結果】

ある地域のシンクタンクが調査した結果です。

この調査に対応された企業の担当者は、おそらく経営者か、人事部門や総務部門の関係者の方であると考えられます。

●「働き方改革」に取り組んでいる企業:66.0%

●「働き方改革」で取り組んでいる施策トップ3

  • 育児支援(休暇・休業制度等):62.9%
  • 長時間労働の是正:56.7%
  • 有給休暇の取得促進:52.9%

●「働き方改革」に取り組んだ効果

  • 大きな効果が現れている:10.3%
  • 少し効果が現れている:64.9%

 

この結果から、その地域では60%以上の企業が「働き方改革」に取り組んでおり、そのうちの約75%の企業が、「働き方改革」に取り組んで効果があった!と、回答されているということが分かりました。

ただし、この結果は、あくまでも企業側の視点で回答された結果です。

【「働き方改革」コンサルタントが発表したデータ】

 ある「働き方改革」コンサルタントが、ご自身の活動から以下のようなデータを発表されています。

・「働き方改革」に取り組んでいる上場企業:82%

・「働き方改革」に成功している企業:13%

【成功事例】

・働きがいを感じる社員が60%以上いる企業は、2年後に増益になる確率が52%高くなる

・労働時間を削減し、新規ビジネス開発に再投資した企業の62%は、2年後に増益となっている

【失敗事例】

・「働き方改革」が失敗した企業のうち31%が経営陣に阻害された

・福利厚生に投資をしても働きがいが改善されなかった企業:67%

 

実際に企業の取り組みを見てきたコンサルタントが出したデータですので、これは現場の生の声と理解できます。

 

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【会社と現場のギャップ】

単純比較は出来ないかも知れませんが、ある地域のシンクタンクが調査した結果と、実際に企業に入り込んで「働き方改革」に取り組んでいるコンサルタントが出しているデータとのギャップに、非常に興味を持ちました。

それは以下のようなことです。

・経営者や人事、総務の担当者は、「働き方改革」に取り組んで、効果があったと思っている

・「働き方改革」に取り組んでいる施策は、福利厚生面が中心である

・しかし実際には福利厚生面に投資をしても、現場では満足していない

 

これは

・会社は「働き方改革」に取り組んで、効果が出ていると勝手に思っている

・現場は会社が取り組む「働き方改革」には、満足していない

というギャップが生まれているということだと思います。

 

つまり

・会社は「働きやすさ」を従業員に提供している

・従業員は「働きがい」を会社や仕事に求めている

ということだと思います。

 

本当に興味深い結果です。

 

会社は会社視点で「働き方改革」に取り組んでおり、やった気になっていますが、決して従業員は満足していません。

 

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【「働き方改革」に取り組む目的について考える】

何のために「働き方改革」に取り組むのでしょうか。

まず、会社のトップや人事、総務の担当者は、ここから考える必要があります。

「働き方改革」が目的ではありません。

本来の目的は、以下のようなことかと思います。

・企業側の目的:生産性を向上させて、企業の業績を高める

・従業員側の目的:働きがいを持って幸せに働く

そして「働き方改革」は手段です。

企業の生産性向上のために、「働き方改革」に取り組むのです。

従業員の幸せのために、「働き方改革」に取り組むのです。

 

目的の捉え方を間違えないように、「働き方改革」に取り組んでいただきたいと思います。

そして本当の成果につなげていっていただきたいと思います。

平成30年改正対応 働き方改革実現の労務管理

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